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あなたのお店を繁盛店にする極意を公開! 書籍で学ぶ『最新・最強の処方箋』とは?

VMDには様々な原則がある

感性が重要と思われるVMDにも科学の部分があります。それは原則です。商品を並べたり、ディスプレーを作ったりするとき、原則というものがあります。

VMD全体とディスプレーに着目して、2つに分けた原則があります。それからディスプレーを商品選定のときと飾るときの視点で分けた原則もあります。

VMDには[VMDの5原則]と[VP・PPの9原則]がある

分類と整理整頓のIPにもディスプレーのVP・PPにも共通の原則として5つ、VP・PPの原則として9つ挙げます。

VMDの5原則
シンプル・クリーン・シンメトリー・トライアングル・リピテーション

VP・PPの9原則
統一性・中心価格以下・近くに陳列する・在庫のある商品を飾る・売りたい商品を飾る・新鮮な商品を飾る・クロスコーディネーション・タイト・プライスカードをつける

 

VMDの5原則

1.シンプル

お客様が目を向けるのは一瞬です。その瞬間をとらえて、品揃え情報を印象付けるためには、発信する情報は絞り込むことです。

あれもこれもと欲張っても結局何も印象に残らないことになります。

IPもVP、PPも発信する情報はシンプルに絞り込むこと、これが伝えるためには必須です。

2.クリーン

クリーンには清潔でクリーン、整然とクリーンの意味があります。

当たり前のことですが、陳列されている商品もその什器もディスプレイもマネキンやトルソーもきれいにしなければ嫌われます。

売場が雑然としてくるのは商品量が多い、POPにルールがない、ディスプレイの色が不統一などが要因です。

整然とした売場を実現するためにはそれなりのノウハウが必要です。

3.シンメトリー(左右対称)

真中を基準として、左右対称になるようにつくります。

落ち着いた安定感を見る人に与えます。ディスプレーにも壁面の展開など売場づくりにも用いられる原則です。

4.トライアングル(三角形)


三角形になるようにつくります。

立体感や安定感が生まれます。

正面から見ても三角形、上から見ても三角形になるようにつくります。

PPではよく使われる原則ですが、IPでも使われます。

5.リピテーション(繰り返し)

同じパターンを繰り返すことにより、強く印象づけることができます。

ストレスを感じることなく、自然に目に入ってきます。

A,A,AとAが3回繰り返されているパターンとA,B,Cと3つ違うものがあるパターンを比較してみると、前者のAは強く印象に残ります。

キレイな印象を与えることもできます。

 

VP・PPの9原則

1.統一性を保つ:ディスプレーで発信する情報はできるだけ絞り、統一性を保ちます。

2.価格は中心価格以下にする:入店の早い段階で「高い」と思われないよう、視認性の高いディスプレーの商品は価格の低めの商品にします。

3.飾った商品はそばに陳列する:ディスプレー商品に興味を持ったお客様が同じ商品を手に取ったり、色違いを確認したりできるように、そばのIPに陳列します。VPが独立していて、そばにIPがない場合は該当しません。

4.在庫のある商品を飾る:ディスプレーの商品は視認性が高く売れる確率が高いので、欠品の心配がない商品にします。

5.売りたい商品を飾る:売りたい理由は店によって様々あります。視認性を高めて売ります。

6.新鮮な商品を飾る:お客様がまだ目にしていない商品を見てもらうための原則です。そのためにできるだけ新鮮な商品を飾ります。

7.クロスコーディネーション:できるだけ多くの商品を見てもらうための原則です。人間の目の動きを利用して同系色の商品を隣接させて両方を見てもらいます。

8.タイト:人間は固まりに目がいくという修正を利用するために、分散させずにタイト(寄せてまとめる)にして固まりを作ります。

9.プライスカードをつける:お客様の知りたい情報は発信します。ディスプレーにプライスカードは付けないというルールのお店は不要です。

 

ディスプレーには[商品選定の原則]と[構成の原則]がある

テーマを伝えるのに有効なのがディスプレー(VP・PP)で、ディスプレーには様々な原則があります。

上記の原則とは異なる、新たな視点でディスプレーの原則を2つに分けました。

ディスプレー商品を選定するときの原則と実際にディスプレーを作るときの原則に分けて整理しました。

 

ディスプレーに使う商品を選定するときの原則

旬な商品を飾り、まだ目にしていない商品をアピールします。

在庫が豊富な商品を飾って、売り上げに結び付けます。

色やアイテムに統一性を保ち、きれいな印象を与えて、引き付けます。

価格は中心価格以下にして、立ち寄る人を減らさないようにします。

 

ディスプレーを作るときの原則

ディスプレーを作るときには、印象づける構成安心感を与える構成視認してもらう構成など構成の原則を守ります。

印象づける構成は「リピート(リピテーション)」、安心感を与える構成には「トライアングル・シンメトリー」、視認してもらう構成に「タイト・クロスコーディネーション」があります。

他にディスプレーで見せた商品の売上を上げるために、ディスプレーの近くに同じ商品を陳列するという原則もあります。

ただし、VPが独立してある場合はその限りではありません。PPの場合は必ず近くに並べるようにします。

 

印象づける構成:「リピート」


【リピート】

安心感を与える構成:「トライアングル」「シンメトリー」

【トライアングル】

【シンメトリー】

視認してもらう構成:「タイト」「クロスコーディネーション」


【タイト】


【クロスコーディネーション】

探す手間を省く構成:ディスプレーの近くに同じ商品を陳列する


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