【小売の科学の実力テストNo.3】展開分類のクイズ
以前に代表の武永昭光が月刊「商業界」に寄稿した「選びやすい買いやすい売場づくりのための分類クイズ」を紹介します。
商売を科学的に行うためには、まず「分類」を考える必要があります。
分類が決まっていなければ、勘と経験のみで業務を進めざるを得ません。
分類がなければ、品揃えのプランも組み立てられませんし、お客にとって分かりやすい売場も実現できません。
一口に分類といっても「商品分類」と「展開分類」があり、その他、対象別・用途別・関心度別分類や大・中・小分類もあります。
「商品分類」は、品揃えをプランしたり、商品構成の中身を検討するための分類です。
展開分類は売場の商品を、お客が見て分かりやすく陳列するための分類です。
ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)上の分類はこれに当たります。
商品分類は、POSなどのデータと連動するため、頻繁に変更することはできませんが、展開分類は同一シーズンの中でも、お客の購買動向によって変わる場合があります。
商品を並べてみて、お客の買い方が予想と異なったらすぐに対応するべきです。
分類を決めるためには、自店に必要な分類基準が何であるのか、決定する必要があります。
性別、年齢別、価格帯別、アイテム別などの分類基準を用いて分類し、その分類した商品をいかに配置するか、客層によってどのように分類するかなどを考え、お客が選びやすい売場の実現を目指しましょう。
「分類」の詳細については以下のページ(重要なのに誤解されやすい分類)をご覧ください。商品分類を三つに分けて詳しく説明しています。
ではまず1問目の腕試しから始めてみてください。
セミナーで何度もやりましたが、皆さん結構手こずっていました。
Q1:腕試し~展開分類の練習~
Q2:基本問題
Q3:分類の基本的な考え方
Q4:分類した商品の配置に関する問題
Q5:売場案内POPに関する問題
Q6:有名ブランド・無名ブランド
Q7:客層と分類
Q8:大きすぎるシェア
いかがでしたか?
意外に難しかったのではないでしょうか。
分類はややこしいのですが、小売業を営む上でとても重要です。
解答を公開するまでの間、まずはご自身でじっくり考えてみてください。
その他のテスト
こちらの実力テストも是非お試しください。
お知らせ
分類とは共通点のあるもの、似たもの同士をまとめて分けることです。
分類は様々な視点で定義づけられます。
品揃えのための分類を商品分類、売り場づくりのための分類を展開分類と言ってます。
その他、使う人は誰か(対象別分類)、いつどこでどんな場合に使うのか(用途別分類)、お客様が何に関心を持つか(関心度別分類)などの分類もあります。
前述のように、ここで中心になっている分類は展開分類で、理解に役立つのがこのページ【重要なのに誤解されやすい分類】です。
ここでは商品分類を三つに分けて解説しています。
【重要なのに誤解されやすい分類】のページはこちら
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