緊急提言【今こそやるべきことをやろう!】
今こそ、小売店としてやるべき基本を見直しましょう。
キーワードは「絞り込み」です。
MDは「型数の絞り込み」、VMDは「テーマの絞り込み」、POPも「テーマの絞り込み」です。
MD
MDの絞り込みの前提とは?
絞り込みの前にやることがあります。
まずMDプランを作成していますか?
やっていなければ作りましょう。
MDプランは精度が高いと自信を持って言えますか?
勘に頼りすぎということはありませんか?
感性頼みであれば、科学的な部分をもっと増やしましょう。
次の段階で絞り込みに入ります。
様々な切り口で、売れる確率が低いものは止めるか減らし、高いものを増やします。
おおざっぱに言うと、MD面でやることは以上です。
MDの基本を再確認できる記事
マーチャンダイジングとは【品揃えを需要に近づける一連の施策】
繁盛する店づくり【顧客に支持される品ぞろえと店内に呼び込む仕掛けづくりを】
VMD
テーマを絞るとは?
店内にお客様を引き込むために、前面のディスプレーで何を伝えるかを明確に決めます。
テーマの切り口は「トレンド・テイスト・アイテム・ブランド・カラー・柄・素材・デザイン・コーディネート・産地・食材」などです。
以上からいくつか選択します。例えば、「トレンドはブリティッシュ、アイテムはVセーター、色は赤、柄はチェック、素材はカシミヤ」などです。
絞り込むと伝わる情報は少なくなりますが、伝わる確率は高くなります。
お客様が目を向けるのは一瞬です。その一瞬をとらえて伝えるためには絞り込まなければなりません。
仮に「トレンドはブリティッシュ、アイテムはニット、色は赤」とすると、Vセーターだけでなくクルーネックもカーディガンもテーマに該当し、無地もチェック以外の柄もOKとなります。
素材もカシミヤ、メリノウール、シェトランド、コットンなど全ての素材がテーマの範疇に入ります。
絞り込みが十分でなく、たくさんの情報を発信すると、伝わりにくくなります。
店内のディスプレーも同じです。テーマを絞ることで、発信している情報がお客様に伝わり、お客様が欲しかった商品を視認する確率が上がります。
これから大きく挽回するチャンスがやってきます。やるべきことは正にテーマの絞り込みです。
VMDの基本を再確認できる記事
POP
売れるPOP作りの手順とは?
POPもVMDと同様に、お店のテーマに沿って進めます。
テーマが決まったら、まず伝えたいことを列記します。
次に切り口ごとにまとめて整理します。
伝えたいことの優先順位を決めます。それに沿ってPOPをルールに基づいて作成します。
例えば、「トレンド⇒ブランド⇒ 素材 ⇒ 機能」とします。
ここで決める順位が正解かどうかはやってみなければ分かりません。
これは仮説となります。
思ったほど成果が出ていないと判断したら、次の優先順位に沿ってPOPを作成します。
例えば、「ブランド⇒トレンド ⇒ 素材 ⇒ 機能」とします。
POPの反応の違いで、お客様の関心の度合いが判明します。
POPの基本を再確認できる記事
ポップで売り上げを上げるために重要な【文字を使って伝える技術】
コロナの感染者数が劇的に減ってきました。入店客数が2019年並に回復することが期待できそうな勢いです。
マーチャンダイジングの改革は数ヵ月先のことになるかも知れませんが、VMDとPOPは今すぐ改善できます。
以上紹介した記事はとても参考になると思います。是非ご覧ください。