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あなたのお店を繁盛店にする極意を公開! 書籍で学ぶ『最新・最強の処方箋』とは?

『佐藤可士和の超整理術』

『佐藤可士和の超整理術』 要約

整理を徹底すると仕事の精度が上がる

整理という言葉を聞いただけで、腰が引けてしまう人もいるでしょう。

ですが、僕は整理という行為を、ものすごくポジティブに捉えています。

それは、整理を徹底することで、仕事の環境が格段に快適になるからです。

整理術を磨いていくと、仕事を取り巻く環境がみるみる快適になっていくのが実感できるはずです。

それに伴い、仕事の精度も劇的にアップしていることでしょう。

僕自身も整理術を磨いてきたことで、自分でも驚くほど仕事の処理速度が上がりました。

頭の中で案件を吟味し、判断を下すまでが、見違えるほど速くなったのです。

この本で僕が述べる整理術とは、整理のための整理ではなく、快適に生きるための本質的な方法論。

ですから、デスク周りなどの空間から仕事上の問題、人間関係に至るまで、あらゆる場面に応用できるのです。

デザインも、クリエイティビティあふれる整理術

改めて考えると、自分の仕事であるデザインも、クリエイティビティあふれる整理術だと捉えています。

なぜなら、ひとつのデザインを生み出すことは、対象をきちんと整理して、本当に大切なもの、すなわち本質を導き出して形にすることだと思うからです。

商品の本質をきっちり捉えて効果的に表現してこそ、心に残るものを作ることができる。

大切なのは自己表現じゃなく、どう人々に伝えるか。つまり、デザインやビジュアルの力を使って、本当に伝えたいことを相手に届けることではじめて、広告は機能するのだと自覚したのです。

整理は問題を解決して新しいアイデアを開く扉

整理と問題解決は同じベクトルでつながっている。整理は事務的な作業、問題解決は別のクリエイティブな作業だということはない。

問題解決は”あるべき姿”を見つけること。あるべき姿を見つけるひとつの方法として整理術がある。整理は、新しいアイデアを開く扉とも言える。

『佐藤可士和の超整理術』 目次

1章 問題解決のための”超”整理術

いい仕事に、整理術は欠かせない
アートディレクター=ドクター
大切なのは、相手の思いを整理すること
本質を捉えなければ、いい結果は生み出せない
整理術は、仕事も生活も劇的に変える!

2章 すべては整理から始まる

問題の本質が見えないまま、対処していないか
プロセスに沿って、整理術を確実に身につける
空間から思考まで、目指すは三レベルのクリア

3章 レベル1「空間」の整理術—プライオリティをつける

空間の整理の目的は、快適な仕事環境を作ること
まずは、身近なカバンの中身の整理から
“捨てる”勇気が、価値観を研ぎ澄ます
デスク周りの最適環境を作る
バーチャル空間も、シンプル・イズ・ベスト
大切なものの見極めを、身体で覚える

4章 レベル2「情報」の整理術—独自の視点を導入する

問題の本質に迫るため、情報に視点を持ち込む
視点導入の最終目標は、ビジョンを導き出すこと
自分なりの視点を見つけるには
視点の転換で導き出した、明治学院大学のビジョン
暗号解読のように組み立てた、国立新美術館のシンボル
常にビジョンを目指す、ポジティブな姿勢が大切

5章 レベル3「思考」の整理術—思考を情報化する

思考を情報化すれば、コミュニケーションの精度が上がる
自己の無意識を意識化した、ドコモの携帯電話
自分との接点を見出した、地域産業のブランディング
本質を研ぎ澄ました、ユニクロの”あるべき姿”
無意識に深く踏み込んだ、ファーストリテイリングのCI
思考の整理で浮かび上がった、新しい病院の姿

6章 整理術は、新しいアイデアの扉を開く

最大のポイントは、視点を見つけること
目的をもてば、テクニックも生きてくる
答えは必ず、目の前にある!

著者紹介

アートディレクター/クリエイティブディレクター

1965年東京生まれ。博報堂を経て「サムライ」設立。

進化する視点と強力なビジュアル開発力によるトータルなクリエイションは多方面より高い評価を得ている。

東京ADCグランプリ、毎日デザイン賞、亀倉雄策賞ほか多数受賞。

『佐藤可士和の超整理術』

佐藤可士和の超整理術 (日経ビジネス人文庫) Kindle版

著者:佐藤可士和
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出版社:日経BP

佐藤可士和の超整理術(日経ビジネス人文庫) 文庫

著者:佐藤可士和
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出版社:日本経済新聞出版社

佐藤可士和の超整理術 単行本

著者:佐藤可士和
価格:1,650円
出版社:日本経済新聞出版社