私が百貨店バイヤーだった頃のマーチャンダイジング
入社当初は
私の百貨店時代、入社して配属されたのは婦人服のヤングカジュアルの売り場でした。
平日は裏方の仕事、土日はセールの販売、そんなことをやっているうちに2年後には朝礼を任され、売り場を仕切るようになり、そして次第に仕入れにも関わるようになっていきました。
昔は勘でも売れていた
その頃、百貨店のほとんどが計画的な仕入れなどできておらず、その場その場で自分の勘を頼りに仕入れる中身を決めていました。
でも、それでも売れていたのです。年、月ごとや毎日の売上予算があり、アイテム別の売上予算も作るのですが、それを達成するための品揃えの中身のプランがありません。
スカートの関心度別型数って?
たとえばスカートを500万円売るために必要なのは何型で、そのうち「ミニ」「膝丈」「ロング」はそれぞれ何型で、「Aライン」「フレア」「プリーツ」「タイト」を何型ずつ品揃えするか。
この、アイテム別型数、スタイル別型数、デザイン別型数のプランを立てるなんてことは考えもしませんでした。
分類も型数も決められない
仕入れを担当するようになってからは、このようなことで良いのだろうかと自問自答しながらやっていました。
バイヤーになって困ったことは「どのように分類して、どのようなプランを作ったら良いのかわからなかったこと」です。
当時は大・中・小分類の決め方も、型数をいろいろな角度から決めていくということも知りませんでした。
意欲があっても学ぶものがない
振り返ってみると、私の百貨店時代の前半で仕入れに関してやっていたことは、とてもMDといえるものではありませんでした。
どうにかしたいと思っても、何をどうやったら良いか全くわかりません。参考にできる本などもなく、意欲はあったのに知識を習得できませんでした。
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