お店を繁盛させるための、4つのステップ(STEP1~STEP4)を提唱いたします。
STEP1はショーアンドテル代表、武永昭光が提唱する「科学と感性」、
STEP2は小阪裕司さん提唱の「感性のマーケティング」、
STEP3は神田昌典さん提唱の「コピーライティング」、
STEP4は佐藤可士和さん提唱の「超整理術」です。
これらをマスターすることで、必ず繁盛店になります。
詳しく解説します。
目次
このページの目次です。
下記項目をクリックすると該当箇所に飛びます。
STEP1 科学と感性 武永昭光提唱
お店の「科学」とは、「基本原則」、「お店のルール」、「仮説検証で得たノウハウ」です。
マーチャンダイジング、VMD、POPそれぞれにあります。
「基本原則」とは、料理で言うレシピのようなものです。
先人が試行錯誤して得た、誰がやっても一定の成果を出せるものです。
個人の「感性」を発揮する余地はないので「科学」と言えます。
お店が定めた「ルール」は社員全員が守るものです。
そのお店で働く以上、会社(店)が定めた規則は守らなければならず、個人の好き嫌いは通りませんので、これも「科学」です。
「仮説検証で得たノウハウ」は新たに取得できた独自のノウハウです。
どれが正解か分からないとき、仮説をいくつか試してみて、売上が一番だったものが正解になります。
売上的に一番と判明したものは、全員が共有して実施することになります。
個人の感性より優先させるべきですから、新たに得たノウハウも「科学」と言えます。
小売店の重要なことに、マーチャンダイジング(MD)、ビジュアル・マーチャンダイジング(VMD)、店頭ポップ(POP)があります。
繁盛店への第一歩は、それぞれの「科学」を理解し、実践することから始まります。
関連記事はこちらです。
>>> 「科学と感性」の”科学”を極める
>>> 小売の科学
STEP2 感性のマーケティング 小阪裕司氏提唱
感性のマーケティングとは、あなたの感性を磨いてマーケティングを行おうという提案ではありません。
お客さんの今の感性を追いかけて、それに合わせてできるだけ迅速に対応するマーケティングの方法のことでもありません。
マーケティング活動を通してお客さんの感性に働きかけるのです。
そして、お客さんの感性に響き、心を動かすことができたとき、お客さんは消費行動を起こす、そう考えます。
本人の感性を磨くことも重要ですが、それ以上に大切なことは自分たちが期待する行動をお客さんにしてもらうことです。
考えるべきは、「このお酒をどう売ろうかな」ではなく、お酒を「買う」という「行動」をお客さんにしてもらうためには、何をしなければいけないかということです。
消費者は以前に比べ、より一層「未来の私を買う」消費へとシフトしています。
シナリオを示すことでお客さんを買う気にさせなければなりません。
多くのモノ言わぬ消費者は、きっといつか誰かが自分の前に現れてくれることを信じています。
そして、自分さえも気がつかなかった素晴らしい自分自身の未来を売ってくれるのを今、沈黙の中で待ち続けているのです。
関連記事はこちらです。
書籍の要約をご覧ください。
STEP3 コピーライティング 神田昌典氏提唱
稼ぐ言葉には法則があります。
・売れる公式17 文章=感情伝達の法則
文章は情報を伝えるのではなく、感情を伝えるために書く。・売れる公式23 想定外ライバルの法則
自分の商品とはまったく関係のない商品を”敵”に設定してみる方法がある。・売れる公式24 一発逆転の法則
「私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。でも弾き始めると・・・!」
これは歴史に残る名コピーである。これが書かれたのは1925年。
人を動かす文章には、6つの「構成」があります。
「問題⇒親近感⇒解決策⇒提案⇒絞込⇒行動」の6つです。
1.Problem(問題)
買い手が抱えている「痛み」を、明確化する2.Affinity(親近)
売り手が、買い手の「痛み」を理解し、解決する術を持っていることを感じてもらう3.Solution(解決)
問題の根本原因を明らかにし、「解決」へのアプローチを紹介する4.Offer(提案)
解決策を容易に取り入れられるように、具体的な商品・サービスの「提案」を行う5.Narrow(絞込)
解決策が功を奏して、購入後、満足いただける買い手の条件を「絞込」む6.Action(行動)
「痛み」を解決するために必要な、具体的な「行動」を呼びかける英文字の頭文字を取って「PASONAの法則」と呼んでいます。
多くの人は、商品を売るためには、気の利いた表現で描写すること・・・すなわち、「どのように(HOW)言うか?」に注目するが、これは間違い。
重要なのは、どう言うか(HOW)より、「誰(WHO)に、何(WHAT)を、どの順番(WHEN)で言うか?」。
売れる文章を考える際、多くの人が無駄な努力をしています。
関連記事はこちらです。
書籍の要約をご覧ください。
>>> 『稼ぐ言葉の法則「新・PASONAの法則」と売れる公式41要約』
STEP4 超整理術 佐藤可士和氏提唱
整理術を磨いていくと、仕事を取り巻く環境がみるみる快適になっていくのが実感できます。
整理術とは、整理のための整理ではなく、快適に生きるための本質的な方法論。
デザインも、クリエイティビティあふれる整理術。
なぜならひとつのデザインを生み出すことは、対象をきちんと整理して、本当に大切なもの、すなわち本質を導き出して形にすることだと思うからです。
整理と問題解決は同じベクトルでつながっています。
問題解決は”あるべき姿”を見つけること。
あるべき姿を見つけるひとつの方法として整理術があるのです。
超整理術は新しいアイデアの扉を開きます。
関連記事はこちらです。
書籍の要約をご覧ください。
>>> 『佐藤可士和の超整理術』
まとめ
STEP1 「科学」と「感性」
まず、お店の「科学」を理解しましょう。
マーチャンダイジング、VMD、POPの基本原則をマスターして、ルールがなければルールを決めます。
「感性」の部分に仮説を立てて「科学」に取り込むこともできます。
個人の「感性」に頼る部分を減らし、「科学」の部分を広げることで、人の異動に伴うリスクを減らせます。
STEP1で、お店の「科学」を深く理解します。
詳しくはこちら
>>> 小売の科学
STEP2 「感性」のマーケティング
次のステップは「感性のマーケティング」です。
本人の感性を磨くことも重要ですが、それ以上に大切なことは自分たちが期待する行動をお客さんにしてもらうことです。
お客様自身がまだ気づいていない商品やサービスの価値に気づいてもらい、買うという行動を起こしてもらいます。
今日のお客さんはモノやサービスを買いたいのではなく、「未来の私」を買いたがっています。
自分自身の未来を売ってくれるのを沈黙の中で待ち続けているのです。
これからは未来を売る行為の中にモノやサービスを埋め込み、自分なりにシナリオを示すことでお客さんを買う気にさせなければなりません。
STEP2でチャレンジすることは
「人の心と行動を読み解き、お客さんをつかむ」。
詳しくはこちら
>>> 『「感性」のマーケティング 』
>>> 『そうそう、これが欲しかった!』
STEP3 コピーライティング
お客さんの感性に訴求し、心をつかむために重要なスキルが、「コピーライティング」です。
人を動かす文章には、「問題⇒親近感⇒解決策⇒提案⇒絞込⇒行動」の6つの「構成」があります。
STEP3では、更に売上を伸ばすために、文章を使った訴求のレベルを上げます。
詳しくはこちら
STEP4 超整理術
最後のステップは「超整理術」です。
整理術を磨いていくと、仕事を取り巻く環境がみるみる快適になっていき、仕事の精度も劇的にアップします。
空間から仕事上の問題、人間関係に至るまで、あらゆる場面に応用できます。
「超整理術」は問題を解決します。つまり、”あるべき姿”を見つけられるのです。
あるべき姿を見つけるひとつの方法として「超整理術」があります。
STEP4では、「超整理術」をマスターして、仕事の精度とスピードを上げ、本質を導き出して、新しいアイデアの扉を開いていきます。
詳しくはこちら
>>> 『佐藤可士和の超整理術』
結論=繁盛店にできるかは意欲次第
以上、お店を繁盛させるための4つのステップをご紹介いたしました。
幸いなことに、必要な知識は全て書籍で学べます。
発刊日が古い本は新品を購入できないものもありますが、アマゾンなら中古を格安で入手できます。
金銭的な問題はほとんどないと言って良いでしょう。
コストは本代のみです。
4つのステップをマスターするために必要なことは「意欲」です。
意欲さえあれば、あなたのお店を繁盛店に変えることができます。
意欲について申し上げたいことがあります。
仮に、本の内容の理解度を試すテストがあり、合格したら1億円がもらえるとします。
70点が合格ラインで、試験日は5日後、今回の本は『感性のマーケティング』です。
70点以上を取ったら、1億円が手に入ります。
あなたは受けてみようと思いませんか?
思いますよね?
私も受けます。
本を何度も熟読し、必死になって勉強します。
満点目指して万全の体制で臨み、1億円を手にします。
テストがもし毎週あるとしたら、次週もその次も同じようにテストを受け、億万長者を目指します。
多分、多くの人がチャレンジすると思います。
そういう意欲さえあれば、必ずお店を繁盛店にできます。
早速、STEP1から始めてみましょう。
【「科学と感性」の”科学”を極める】ページはこちらです
>>> 「科学と感性」の”科学”を極める